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2006年11月 1245891112|日
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金曜日、床部帆布の縫製が出来上がってきた。昨日は、雨でまだ試していません。午後、モンゴルパオの床に敷いてみる。帆布は軸組の周囲より一回り大きいので、帆布の周辺は立ち上がる。感じはいいです。外側の帯状の帆布は壁の帆布の内側に入り込む程度でちょうどいい。帯状の帆布は、上から帯紐を架け固定する。帯紐は入り口の木枠の両側についている輪っかから輪っかに架け結び帯状帆布を固定する。
縫製をしてくれたおばさんは、添え布をあてがい、丁寧に縫い合わせをしてくれた。モンゴルと日本のおばちゃんのジョイント帆布になりました。
夕方、床の帆布と外側の帯状帆布を取り込む。これから床帆布と帯状帆布は、雨に関係なく朝帆布をセットし、夕方取り込むことにします。今日やってみて、大した手間ではないのでこの方法にしようと思います。ただ、雨の時の帯状帆布の部分をどうするか?決まっていません。帯状帆布の代わりにのビニールは用意してあるのですが、雨のやんだ後もアゴラに行けず、2日ぐらいその状態に置く場合など、夜露や雨の後の湿気が少し気になります。先日、防腐、防虫、防かび塗料を塗りましたので、ビニールを捲かないで軸を露出した状態でもその後の手入れさえしてやれば大丈夫か?もう少し、テストしてみます。此もケースバイケースかな。







雨が朝から降っています。モンゴルパオは帆布全体が濡れ、染みていますが、雨漏りのように雨水が垂れてくることはありません。今日は、天窓、入り口の帆布を被せてありますが、下部のビニールはしてありません。
アゴラの子ども達とカメパオは、馴染んできています。朝きたら、必ずカメパオの中に入る子、休憩のおやつの時にカメパオの周りに乗ってくつろぐ子。中に入っておやつを食べる子。掃除の時間、必ずカメパオの中を片づける子。帰りの時間にお迎えを待ちながら中で遊ぶ子。朝から帰りまでカメパオの中で道具箱を使って絵を描いたり、制作している子。中で、ごっこあそびしている子。鬼ごっこの隠れ場所に使っている子。などさまざまな扱い方をしています。
<人形を使って遊ぶ子>1,複数の子どもで引っ張ったり、かついだり、捲いたり元気なあそびに・・・ 大きな蛇型人形、2,制作の時、敷いたり、横になったり、いろんな子どもが常に使っている・・・大きなブランケット型、小さなブランケット型は、枕のような扱い、カメを上に載せていたり、人形の布団?でしょうか。3,個人の愛用品のように、制作している自分の脇に並べてあったり、顔を出したり引っ込めたり、かめきち家族として5匹と遊んでいる・・・カメ型、4,パポ、パプの兄弟達は、今のところ、子どもたちは、他の人形に比べ使っていない。目鼻が描かれていないから?なんだろう?目鼻がないと気持ち悪いといって、目鼻をつけようとした子どもがいたが、まだそれは実現していない。





3年の男の子が、空き箱と色紙でカブトムシの形を作り、フィルムケースの蓋を車輪にしたカブトムシ車を作った。男の子は、カメパオの段ボールの斜面を利用してカブトムシ車を走らせていた。





先週あたりから、モンゴルパオの軸組材にカビが出てきていた。カビは、床に近い下部に発生しています。午後から、防腐、防虫、防かび塗料を塗る。まず、カビ取りの洗剤でカビを出来るだけ取り除く。乾かしてから、サンドペーパーがついたスポンジで表面を削る。その後、から拭きして塗料を塗る。今回は軸材の下から50センチ程までと、入り口の木枠周辺、天窓の周辺に塗りました。今日から、入り口の木枠は下にさん木を挟んで少し浮かせておきます。これで、しばらく様子を見ます。
軸材を1本1本、拭いたり、塗ったりしている内に、、なぜか愛着みたいな物が芽生えたりして、、。おかしかった。又拭いてやろうと思ったりして、、。へんですね。それだけ、1本1本が個性的な表情をした板材です。
モンゴルパオの住人に雨蛙も、、。天窓の所に丸くなった雨蛙がいました。この冬をこの中で過ごすのかなあ?モンゴルパオは、居心地良さそうですからね。





幼児クラスの子ども達はカメパオでよく遊びます。外側の段ボールに仰向けになって寝ている子。気持ちよさそうです。今日は、カメパオの中で劇ごっこと言ってそれぞれの子が、役を演じていました。子ども達は、中にはいると必ず、土井さんのブランケット型を敷いていますね。ゴロゴロとりリラックスしています。内側の段ボールの中に入るのも好きですね。今日は二人の子が、板を挟んで両方の3角部のなかにスッポリはまって居ました。



今日は、4時過ぎからの散歩です。里山の夕暮れ時は、とてもきれいです。あたりの山は、鳥の鳴き声や動物たちの鳴き声が激しく行き交っています。餌を漁っているのでしょうか?ねぐらに集まって、お互いのコミニュケーションを取り合っているのでしょうか?動物たちの鳴き声を聞きながら日が落ちるまでのんびり散歩した。
途中、子ども達と椎のみの木の下で「動物たちに少し分けてもらおう。」そんなことを話しながら、実を拾う。中には、鎧のような衣から顔をだした、かわいらしい実もあった。以前大島さんからもらった、マテバシイより随分小振りで、帰ってから図鑑で調べると椎のみの仲間でズダジイと言うらしい。
持ち帰った椎の実は、早速、フライパンに塩を入れ、炒る。炒り始めから5分ほどで皮が弾けてくると食べ頃です。ズダジイの実は、香ばしく、甘みのある美味しい木の実でした。子どもたちも「おいしい、おいしい」とよく食べていました。




アゴラの中には、子ども達が書いたチラシがいろんな場所に貼ってあります。柱の扇風機によく頭をぶつけた子が、”せん風き注意”のチラシを作った。イベントのお知らせ、ゲームのルール、標識など、お願いなどのチラシで他の子ども達にメッセージを伝えようとしています。




今日も朝から、散策。アゴラ周辺の里山は、車の往来もほとんどなく、子供達が自然を満喫する絶好の場所です。この周辺には、いろんな動物たちがいます。私が会った動物だけでも、タヌキ、ハクビシン、野ウサギ、キジ、アオサギ、カワウなどがいます。最近はアゴラの近くまでイノシシが降りてきているようです。また危険な生き物は、マムシ、ヤマカガシ、スズメバチなどもいます。対処としては、無警戒で草むらに入らないこと、活動時期を出来るだけ避けて散策するなどで、危険な生き物との遭遇をできるだけ回避しています。ですから、アゴラは、少し遅めに秋の散策をしています。
12時過ぎ、お迎えが遅れた子どもが、段ボールカメパオの中で、折り紙をしながらお迎えを待っていた。
モンゴルパオは、天窓と入り口の帆布を今まで以上にしっかり閉じ(紐の結び位置を変えた)床の帆布のない状態で帰りました。今回はビニールは被せず帰ります。



子ども達は、採取してきた木の実や草花で、顔をモチーフにした造形を作っていた。


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朝、モンゴルパオのビニールを外す。ビニールには細かい水滴がついていた。床の帆布は、昨日(金曜日)、友人を通じ、帽子の縫製をしている方に頼みました。
今日は、里山の散歩。いつもの年より早く、冬イチゴが実を付けていた。みんなで甘酸っぱいイチゴを頬張る。この時期山には、ムカゴ(山芋の実)やドングリ、ノブドウ、カラスウリ、スズメウリ、ムラサキシキブなどたくさんの木の実がなっている。小川には、沢ガニやハヤもいた。子ども達は、たくさんの木の実や草花を採取し、往復2時間の散策を楽しんだ。




アゴラに帰り、集めた木の実や草花と紙粘土で人形や自由な造形づくり。楽しい作品がいっぱいできました。



昼前、1年生の男の子が、カメリュックを首にかけ、歌を歌いながら太鼓のように叩いてあそび出す。カメリュックは、1999年、阪神大震災の体験から高見さんが提案したカメの甲羅をイメージしたヘルメット、リュック、水を運ぶ、洗面器など、多目的に使用できるもの。今日は、打楽器になりましたよ。子どもたちは、又別の使用法を見つけるかもしれませんね。白地のカメリュックには、アゴラの子ども達が、カメや花の絵をアクリル絵の具で装飾してあります。これから、カメパオの中に入れておきます。


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明け方の雨は上がりましたが、不安定な天気です。モンゴルパオのビニールは覆ったままにしておきます。今日は使用出来ません。



幼児クラスはカメパオの外側にさっと登ります。子どもたちが乗ったことで、カメパオの状態の変化は今のところありません。出入り口は、段ボールが少し裂けてきています。5角形の開口部はこどもたちが顔を出したりしていますので、外側に少し膨らんできています。
幼児クラスの子どもたちは、カメパオのなかで土井さんのブランケット人形?を敷いてゴロゴロ、内部の段ボールの中にちょこんと入り込み懐中電灯をつけたり、消したり楽しんでいました。



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二日間のいい天気で帆布も乾きました。ただ、入り口の下部木枠や蛇腹下部にカビが発生してきています。カビ防止剤を塗ります。



床の帆布の立ち上がり部と床帆布の縫製した糸をハサミで切る。パオ内部の床の帆布、外部の立ち上がり部が分離する。帆布の縫製が出来るところをこれから探します。五時過ぎ。明日の明け方、雨が降りそうなので、床帆布を取り込み、壁の下部をビニールで覆う。



2年生の男の子が、昨年の台風で避難勧告がでて、学校に避難したらしい。「その時、寝られなかった」と言って、カメパオのなかで土井さんのブランケットの人形の上で抱くように寝ながら、「ここなら安心して寝られる、落ち着く」といってしばらくカメパオの中に居ました。
カメパオの今回の試みの意味を教えてもらいました。



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